2007年07月11日

7年目にして初の快挙!イチローオールスターMVP受賞ヽ(´ー`)ノ


速報見て震えました。
史上初のランニングホームラン。
彼らしい記録と言えば記録でしょう。
ただ打つだけじゃない、守りが巧いだけでもない、走塁が優れている彼ならではこそ。
3打数3安打2打点。
日本人初の米球宴でのMVP・・・
これまでの実績から地球No.1の打者であることは自明でしたが、これでついに銀河No.1と言っても過言ではない。
後残しているのはワールドシリーズ制覇だけでしょうか?
何でもマリナーズが5年1億ドルで契約合意の話もありますし・・・
適正価格と言うと表現が何ですが、しかしながら彼にはそのバリューはある。今まで散々申し上げていた通り不当とさえ言えるくらい低すぎましたからね。それでも米4位なんですねぇ・・・1位の価値あるのに(ポソッ
天才がまた新しい歴史を刻んだ記念の日になりましたね。
とっても嬉しいですヽ(´ー`)ノhttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/column/200707/at00013838.html



イチローが新たな境地に達した日
オールスター史上初のランニング本塁打でMVP獲得

ボンズを輝かせるための大舞台だったが…
 第78回オールスターゲームは、地元サンフランシスコのヒーロー、バリー・ボンズを輝かせるための大舞台になるはずだった。依然として続く薬物疑惑の中でメジャー通算ホームラン記録の755本まで4本に迫った42歳は、記念の一発を期待する熱狂的で温かいスタンディングオベーションで迎えられた。

 試合が始まると、ナショナルリーグの4番に座った3年ぶり出場のケン・グリフィーが、先制打を放ち、守備ではライトからの好返球でアレックス・ロドリゲスを本塁寸前で刺して復活をアピールする大活躍。その時点までのMVPは誰が見ても、この37歳だった。

2大スーパースターから主役を奪ったイチロー

 ところがイチローは、一流メジャーリーガーを父に持つ、その2人のスーパースターの“ショー”を軽やかに奪い取ったのである。

 マウンドにそびえ立つような2メートルを超えるクリス・ヤングの真ん中やや低めの速球を一振すると、打球は右中間スタンドに向かって一直線に伸びていった。5回表、1死一塁の場面だ。しかし、打球は伸びきらず、かぎ裂きのようになっている独特のフェンスに当たり、跳ね返ったボールは、追うグリフィーとは反対のライト線に向かって転々と転がっていく。フェンスを越えることを確信していたかのようにゆっくり走っていたイチローは、一塁ベースを回ると、いきなり加速した。その飛んでいってしまうかのような軽やかで美しいスピードとともに、スタンドのボルテージも一気に上がった。そして、イチローは悠々(ゆうゆう)と本塁を駆け抜けたのである。興奮の直後に訪れるざわめき。その一打、というよりはイチローのパフォーマンスの余韻は、イニングが終わっても、しばらく続いていたように感じられた。

「レストランの予約をしていたので…」
「フェンスを越えたかと思ったので、いかなくてショックでした」

 試合後の記者会見でイチローはそういって場内の笑いを取った。しかし、越えなかったからこそ見せ場が生まれ、イチローはオールスターゲーム史上初のランニング本塁打を放った選手として記憶され、同時に見る者すべてに、その類(たぐい)まれな才能を再認識させることになったのだ。

「レストランの予約をしてあったので(試合の途中で)帰ろうとしたら、MVPの可能性があるという理由で関係者からストップがかかった。最後まで残っていたら、面白いことに、どんどん(MVPが)欲しくなった。最後はドキドキした」

 イチローらしい受賞の言葉だった。クローザーとして登板した同僚のJ・Jプッツが乱れ、5−4の1点差に詰め寄られ、慌ててリリーフに立ったフランシスコ・ロドリゲスも制球が定まらずに四球を連発。最後は満塁にまでされた。イチローはそのことを言ったのだ。


大舞台にもう一つの大きな話題が
 オールスターが行われたこの日、イチローにはもう一つ大きな話題があった。試合前に飛び込んできた「マリナーズ残留、5年1億ドル(約123億円)で契約合意か」と地元紙が報じたニュースだ。

 契約最終年を迎えて、イチローの身辺は慌しさを増している。不仲を伝えられていたマイク・ハーグローブ前監督の突然の辞任は、球団の引き留め策の一環として見られている。そして、この地元紙のスクープ。それは一つのラインで結ばれていると見るべきだろう。平均年俸2000万ドル(約25億円)。レッドソックスのマニー・ラミレスとほぼ同額になる。適正価格だろう。それだけの価値、いやそれ以上の価値を持つ選手であることは、偶然にもこれ以上ないビッグステージで内外に証明したのだ。

 昨年のワールドベースボールクラシック以降、イチローは大きな運に恵まれているような気がしてならない。「せっかく勝って、アドバンテージ(ワールドシリーズ本拠地開催権)を得たのだから、何とかシリーズに出たいものだ」。イチローはそう言って会見を締めた。そこまでの運があるかどうかは知る由もないが、イチローが7月10日、ベースボール・プレーヤーとしての新たなレベルに達したことだけは確かだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070711-00000020-dal-spo


イチロー日本人初球宴MVP
7月11日18時43分配信 デイリースポーツ

「MLBオールスターゲーム」(10日、サンフランシスコ)7年連続7度目出場となったマリナーズのイチロー外野手(33)が、大リーグ球宴史上初のランニング本塁打を放つなど、3打数3安打2打点の大活躍でア・リーグの5-4の勝利に貢献。日本選手で初めて最優秀選手(MVP)に選出された。
 一回に右前打、三回に左前打し、1点を追う五回一死一塁の第3打席ではヤング(パドレス)から右中間に大飛球を放ち、俊足を生かして一気に本塁生還した。球宴での本塁打、複数安打はともに日本選手で初めて。
 足に痛みを感じながら懸命に土をけった。右翼のレンガ壁を直撃した打球が転々とする間に、イチローは一気にホームを駆け抜けた。78回を数えるオールスターで初めてのランニング・ホームラン。ア・リーグを勝利に導いてのMVP。「一瞬にしてはかなく消える」と表現した真夏の夜の祭典で、強烈な輝きを放った。
 前半戦最終戦の最終打席で自打球を当てた右足は完治していなかった。前日とこの日の全体練習は、明らかに運動量が少なかった。「痛いんですよね、まだ。走りづらかった」。それでも、フィールドに立てばいつものイチローだった。
 プレーボール直後の第1打席で一、二塁間を破る右前打。三回には遊撃手と左翼手の間に打球を落とし、自己初の球宴複数安打を記録した。
 すべて形の違った3本のヒット。「作品という感じですね、今年は。過去6年間とは違う自分がいることをこのオールスターでも感じることができたことは、個人的にうれしかった。オールスターで初めて表現できた」と会心の笑みがこぼれた。
 弓子夫人も見守った球宴でのMVP受賞会見。愛する人からの「おめでとう」の言葉に、イチローの表情がさらに緩んだ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070711-00000006-ykf-spo

イチロー米球宴史上初ランニングHR&日本人初MVP
7月11日17時0分配信 夕刊フジ


 【サンフランシスコ=本間普喜】イチローが球宴史上初のランニングホームランでダイヤモンドを駆け回った。3打数3安打2打点の大活躍でア・リーグの5−4の勝利に貢献、日本選手として初めてMVPに選出された。

 0−1の5回1死一塁で迎えた第3打席、相手5番手ヤング(パドレス)が投じたインコース低めの89マイル(約143キロ)直球をフルスイング。打球は右翼フェンスを直撃し、イレギュラーバウンド。一塁走者が生還したのに続き、イチローも俊足を生かして一気にホームを駆け抜けた。イチローならではの逆転2ラン。自身初のランニング本塁打が、球宴史上初の快挙となった。

 生還後、ベンチではイチローの笑顔が炸裂した。試合後には、「いやな球場ですよね。行ったかなと思っちゃったんですけど、行ってくれなかったですね」と笑い飛ばした。

 この日、ア・リーグの1番・中堅で先発出場したイチローは3度打席に立ち、1回に右前打、3回には左前にポトリと落ちる技ありのヒットを放ち、球宴出場7年目にして初のマルチ安打をマーク。逆転のランニング本塁打、MVPと合わせ、記録男は記憶に残る主役にもなった。

 01年に鮮烈なメジャーデビューを果たしてから7年。この間、1年目にア・リーグMVPに輝き、04年にはシーズン最多となる262安打をマーク。首位打者も2度獲得した。オールスター戦は今年で7年連続出場。33歳とすでにベテランの域に達しているイチローが、「1億ドルの男」の名にふさわしい存在感を見せつけた球宴となった。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070711-00000011-ykf-spo

イチロー1億ドルの男…マ軍と5年間契約延長へ
7月11日17時0分配信 夕刊フジ


 【サンフランシスコ=本間普喜】イチローが全米を揺るがした。第78回米大リーグオールスターゲーム(AT&Tパーク)が行われた10日、今季限りで契約が切れるマリナーズのイチロー外野手について、米複数メディアが「イチローが5年1億ドル(約122億円)でマリナーズとの契約延長間近」と報じた。球宴前に衝撃的なニュースが全米を駆け巡り、すぐ後に始まった試合では、イチローが球宴史上初のランニングホームランでダイヤモンドを駆け回った。

 試合前にはイチローの去就をめぐり、祭典を吹き飛ばすビッグニュースが全米を駆け巡った。シアトルの地元各紙と米スポーツ専門局ESPNが、「イチローの5年、1億ドル(約122億円)での契約延長が間もなく発表される予定」と報じたのだ。それによると、早ければ12日にも正式に契約延長が発表される見込みという。

 また、シアトルタイムズ紙は「マリナーズはイチローと5年契約延長の準備が完了した」とし、「マリナーズの一番大きな懸案事項がまさに解決しようとしている。計1億ドルの契約が金曜日(13日)にも発表されようとしている。内容は大筋で合意に達している」と報じた。

 同紙の中で、代理人のトニー・アタナシオ氏は米メディアの質問に対して、契約についての明言は避けたものの、「球団と水曜日(11日)に面会する約束をしている。そこに行く予定だ」とコメントした。

 試合前には地元の記者から契約について質問が及び、「そのうち分かるんだからいいじゃん」とうっとうしがった。「今知る必要もない。オールスターのネタで十分なんだからさ。小出しにしろっつーの。それ、いつも思う。ナンセンスだよね」と切り捨てた。

 球宴当日に報じられたことについて「空気読んでほしいよね」と話し、試合中は「意識に入ってなかった」という。去就問題を封じこめるこの日の大活躍でもあった。

 報じられた通りにマリナーズとの契約がまとまれば、日本人選手としては最高年俸となり、まさに日本人メジャーリーガーのトップに立つ。現役メジャーリーガーを見渡しても、ジアンビ、Aロドリゲス、ジーターのヤンキース勢に次いで、全米4位に躍り出る。


http://www.sanspo.com/sokuho/070711/sokuho014.html

イチロー、史上初の快挙 逆転のランニング本塁打 MLB球宴

 (ナショナル・リーグ−アメリカン・リーグ、10日、サンフランシスコ)78回の歴史にイチローが名を刻んだ。五回一死一塁で迎えた第3打席、ヤングの初球。右中間へ高く打ち上げた打球はフェンスを直撃し、球が処理される間に楽々とホームベースを駆け抜けた。オールスター史上初のランニング本塁打の快挙を達成した。

 第1打席、イチローはプレーボール後の2球目を強振した。痛烈な打球が右前に抜けていく。ナ・リーグ奪三振王ピービの内角低め150キロの速球を完ぺきにとらえていた。ファーストストライクを積極的に狙ったスイングだった。

 試合前からのちょっとした騒がしさを振り切りたかったのか。この日、シアトル・タイムズなど複数の米メディアが契約更新が迫っていると伝えた。これについてイチローは一部米メディアの取材を受けたが、明確なコメントを残すことはなかったようだ。

 ロッカールームでは、隣り合わせた元マリナーズのギーエン(タイガース)やマルティネス(インディアンス)らラテン系選手とスペイン語でふざけ合う姿も見られた。「はかなく消えるからこそ尊い」オールスターの雰囲気を純粋に楽しみたかったのではないか。

 2打席目は巧打だった。三回二死走者なし。カウント2−2から、シーツ(ブルワーズ)の外角低め変化球を三塁後方に落とした。3安打2打点の活躍。一気にゲームの主役となった。(共同)


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◆イチロー外野手の話
「楽しかった。こういう舞台を用意してくれたファンに、あらためて感謝したい。7年目で、これまでと違う感覚を持ってやってこられた。これまで6年の成果が、ようやく表れてきている。そんな自分に対しても、喜びを感じられたオールスターでした。」




★イチロー、史上初の快挙

 打った瞬間に本塁打を確信したのはイチローだけではなかっただろう。ボールが勢いよく上がった直後の歓声。しかし打球はフェンス直撃。そしてイチローの疾走で再び大歓声となった。

 「行った、と思った。(走るのを)緩めようと思ったくらい」

 ボールは右中間フェンスのくぼみに当たって右翼定位置付近へ転がった。この不規則なバウンドが、オールスター史上初めてのランニング本塁打につながった。

 「疲れちゃって大変でしたよ。嫌な球場ですね」。もちろん顔は笑っている。「僕にとっても実は初めて。それがオールスターで出るなんてね」。美しく、ダイナミックなフォームでダイヤモンドを一周した。真夏の祭典にふさわしい躍動感だった。

 1打席目は痛烈な打球で一、二塁間を抜いた。プレーボールから2球目、ファーストストライクを積極的に狙った。2打席目は外角低めの変化球を意識的に三塁後方へ運ぶ巧打だった。

 「どれも作品という感じだったね。いっぱいいっぱいのヒットはなかった」。珍しく上機嫌で自賛した。まだ両手に残る感触がそうさせたのか。「この6年間とは違う自分がいる。それをここで感じることができたのがうれしいですね」。MVPに選ばれ、主役はさらに輝きを増した。(共同)


http://www.sanspo.com/sokuho/070711/sokuho025.html


「初めて楽しい球宴となった」 MVPに上機嫌のイチロー
 試合途中のクラブハウス前廊下や試合後の会見場で“イチロー節”が聞かれた。日本選手初のオールスター戦MVPは最後まで機嫌がよかった。



−−7度目のオールスターの感想は
「楽しかった。出ることはもちろん意義のあることなのですが、やっぱり選手は結果を出さないと駄目だな、と。これまで6年オールスターに出ていましたが、決して満足のいく状態ではなかった。初めて楽しいオールスターになりました」




−−そこでMVP獲得
「日本でもとったことがない。あれだけゲームに出ていながらなかった。最終的にものすごくどきどきさせられたが、生涯忘れられないものになる」




−−チームメートとの交流について
「普段は敵として戦っているが、7年ともなると何回か会う選手はいる。そういう選手たちが声を掛けてくれたりするのがすごくうれしいし、すごい選手たちを周りに見ることでルーキーだったときの気持ちを思い出す。毎年この時期は、この気持ちを忘れたくないと思いますね」




−−MVP受賞は後半戦に向けてモチベーションになるか
「そうなればいいとは思うが、個人の力は小さなもの。こればかりはどうかと思う。僕は自分の仕事をきっちりやっていきたい」(共同)


http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=3849

晴れ舞台で理想の打撃 イチロー、MVPに輝く
2007年7月11日 (水) 16:36 共同通信社  
イチローは球宴の大舞台で確かな手ごたえを感じていた。「これまで6年間とは違う自分がいることをこのオールスターでも感じることができた。個人的にはそれがうれしかった」。3打数3安打は偶然ではなかった。

 それぞれ3本のヒットにはイチローの持ち味がよく出た。1打席目は内角速球を痛打。契約延長問題を米メディアが報じたことで周囲は騒がしくなったが「打席ではもう全然(雑音が)入っていなかったね」。集中力と積極性をよく感じさせるスイングだった。

 2打席目は、外角変化球を思い通り三塁後方に落とした。3打席目は初球の内角低めの速球を思い切り振り、史上初のランニング本塁打に。「練習ではここでもう何本もホームランを打っている」。知る人ぞ知るパワーヒッターの一面だった。

 7度目の球宴出場で初の複数安打を記録し、日本選手初のMVPに輝いた。「今日はピッチャーの手からボールが離れてからのイメージに狂いはなかった」。晴れ舞台で理想の打撃を実践したイチローの後半戦が、楽しみになってきた。(共同)


http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=3852

【サンフランシスコ10日=丹羽政善】まさに、右往、左往…。

 試合前、イチローの出場後の会見は、ベンチに下がった直後にクラブハウス前の廊下で行う、という申し合わせがあった。

 3回に2打席目が回ってくる。しかし、3人目なので、2死からの可能性がある。例えば、2死から回ってきて凡退すれば、イチローはすぐにダッグアウト裏に現れて、会見を開く──。

 しかし、日本人のメディア席は、三塁側の3階席にあって、打席を見てから移動していては、イチローのインタビューに間に合わない。

 仕方がなく、3回表が始まる時に、1階のメディア用ワークルームに向かって歩き始めれば、そこに着いたとき、イチローがちょうどレフト前にヒットを放ったところだった。

 とりあえず、これでア・リーグのクラブハウス前で行われる会見に遅れる心配はなくなったが、そのまま、そこでテレビを見ていると、その裏も、イチローは守備に就いた。「もう1度、打席に立つ」ということのようだった。

 その3打席目は、5回のこと。1死一塁でイチローが打席に立つ。念のため、そのときはもう、クラブハウス横でイチローの交代に備えていた。凡退すれば、回が終わる前に、下がってくる可能性もある。

 さて、そんなとき、クラブハウス脇のカメラマン控え室のモニターを見ていると、イチローが快音を響かせる。最高の角度で上がった打球は、オールスターゲーム史上初のランニングホームランとなるのだが、ここはイチローの言葉を借りれば、こうなる。「行ったかなあ、と思っちゃったんですけどね。行ってくれなかったですね」
 
 走るのを「緩めようと思ったくらい」とも言う。「嫌な球場だと思いましたね」

 そして、生還の瞬間は、こう振り返った。「疲れちゃって、大変でしたよ。昨日も、今日も走ってないから、走りこみ不足がたたるってことをあの瞬間に痛感しましたよ」

 ここで舞台裏に話を戻せば、イチローのランニングホームランが逆転本塁打となったことから、MVPの可能性が生まれた。その場合、イチローの会見は試合後に、メインのインタビュールームで行われる。とはいえ、仮に逆転されれば、イチローのMVPはなくなって、その瞬間にイチローの会見が行われる。結局、生で試合を見れぬまま、狭いクラブハウス横の廊下で、待つことが仕事になった。

 ただ、その間に仕事があった。オールスターというのは、出番が終わったか選手から、順に帰ってしまう。その場合、クラブハウスには入れないので、その前で取材を行うことになるが、ちょうど、クリス・ヤング(パドレス)とケン・グリフィー(レッズ)も下がったので、今度は、ナ・リーグのクラブハウスに走った。ア・リーグのクラブハウスからは、直線で50メートル以上あるだろうか。

 イチローの様子をモニターでうかがいながら、ヤングとグリフィーを待つ。しかし、彼らがダッグアウトから引き上げる気配はなく、そのとき、中継のテレビがア・リーグのベンチを映したが、そのとき、イチローの姿がそこになかった。

 血の気が引くとは、こういう瞬間のことを言う。

http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=3851
イチローMVPの舞台裏(後編)2007年7月11日 (水) 16:40 MAJOR.JP 【サンフランシスコ10日=丹羽政善】慌てて、ア・リーグのクラブハウス前に戻れば、もう、イチローの会見が始まっていた…。テレビ会見の部分に間に合わなかっただけだが、前半のコメントは、そのときにイチローが言った言葉。さぞかし盛り上がったかと思うと、少し悔しい。

 またイチローは、こんなふうにオールスターへの思いも語ったそうだ。

「こういう舞台を用意してくれたことは、やっぱり投票してくれたファンの皆さんのおかげですからね。そのことに改めて感謝したいし、こうやって7年目、違う感覚をもってやってこられたこと、6年やったことの成果というのが、ようやく現れてきている自分に対しても少し喜びを感じたオールスターでしたね」

 これは、その前のやり取りと少し関係するが、実は、こんなことも口にしているのだ。

「オールスターもそうですけど、今シーズンはちょっと違いますよ。うん。今までのその感覚、重苦しい感覚からちょっと抜け出しつつあるので、これまでの6年とは明らかに違って球場に立っています」

 オールスターの重さを口にしてきた。それが重圧にもなった。しかし今年、グラウンドに立ってみて、違う感覚を覚えた。「ちょっと抜け出しつつある」という言葉は、そういうことなのだろう。

 故に結果が伴ったことに、イチローは満足そうだった。

「(7回目で)初めて、楽しいオールスターになりました。やっぱり、出ることももちろん、有意義なことになるんですけど、選手は結果を出さないとだめだな、オールスターでも」

 さて、試合中に行われた会見は7回ぐらいだったと思うが、そのあと、イチローはやきもきさせられた。そのときの気持ちを、試合後に行われたMVPの受賞会見では、隠さなかった。

「実は今日、レストランの予約が入っていたので、早く帰ろうと思ったんですけど、帰ろうと思ったら止められたんですよ。で、仕方がなく残ってたんですけど、不思議なもので最後まで残ってると、だんだん欲しくなってきたんですよ。それが面白いなあと思って。最終的にものすごくドキドキさせられました」

 そのドキドキした舞台を作ったのは、皮肉にもチームメートのJ.J.プッツだった。9回、2死から2ラン本塁打を許して、1点差。そのあと、四球を与えたところで降板。続いてフランシスコ・ロドリゲス(エンゼルス)が出てきたが、彼も2つの四球を与えて満塁となる。もしここで1本のヒットが出れば、イチローのMVPも、ここまで待ったことも無駄になるところだったが、最後の打者がライトフライに倒れると、すぐにイチローのMVPが発表されたのだった。

 しかし、その過程ではこちらもドキドキしていた。

 オールスターのMVPは、試合を中継するFOX、ESPN.com、MLBインターナショナル、公式スコアラー、MLB.com(ファン投票)の5票で決まるが、まずは、ESPNの知り合いに連絡を取って、投票者を確認しようとしているところだった。なんとか、投票権を持っている人を探し当てたが、そんなことも無駄になる。最後は、本当に祈るような気持ちでモニターを見つめていた。

 試合後に行われた会見――。まずは、手にしたMVPトロフィーを見ながら、イチローが言っている。

「小さいんですよ。びっくりしますよ。こんなにちっちゃい」

 米国のメディアから、もし、ホームランを狙えば、シーズンで何本ぐらい打てるかと聞かれて、「2割2分でいいなら…」と言いながら、「40本と言っておきましょう」と言って、笑いを誘った。

 ようやく、長い一日が終わろうとしていた。会見後は、その場に駆けつけた弓子夫人の肩を抱いて狭いドアをくぐる。

 あいさつをしながら、ふと思う。予約していたイタリアンレストランは、まだ空いているのだろうかと。


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野球愛

posted by 月夜見(けん) at 22:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2007試合記録
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